2015e-ZUKA Tech Night

e-ZUKA Tech Night vol.31レポート

皆さんこんにちは!雨も続き、蒸し暑くなってきましたね。

今回のe-ZUKA Tech Nightは、
「艦隊これくしょん-艦これ-」「刀剣乱舞-ONLINE-」「千年戦争アイギス」などのオンラインゲームを提供するDMM.comのゲームシステム部の部長である、河村明男様にお越しいただきました!!

DMM.comでは、動画や3Dプリンタやロボット事業、ゲームなど、約40種類の様々なサービスを展開しており、河村さんがおっしゃるには

いい意味で何でもあり

という会社です!!

DMM.comのオンラインゲームプラットフォームの事業では、ユーザー同士を繋げるゲームの基盤を開発しており、オンラインゲームユーザー数 940万人をも誇る事業部となっています!また、男女比は 78:22と男性が多いようです。
事業内容としてはゲームを運営する上での必要なサービスや土台を提供しているとのことです。

そのゲームプラットフォームの事業のサービスの一つとして、APIの提供を行っており、REST_APIやJS_APIを提供しています。
また、ドキュメントや売上の確認や問い合わせなどの確認に利用することができる、デベロッパーサイトの作成などもしているとのことです!

色々な技術も導入されているとのことで、一部をご紹介します。

  • Nginx
  • jenkins
  • Unity
  • PHP
  • HTML
  • NEW

開発・運用方法について

開発する際の留意している点や、開発手法、プロジェクト運用の方法をお話していただきました!

まず、データベースの設計時についてお話していただきました!
データベース設計では、各々がバラバラの設計をしないようにをがあるとのことです!
データベース設計の

  • JOINを極力使わない
  • 原則的にプライマリキーでデータにアクセスする  etc…

 

また、プロジェクト運用の流れは

  • 企画  :  企画立案→モック版作成→予算承認
  • 開発  :  アルファ版作成→ベータ版作成→テスト
  • 運用  :  イベント開発→機能拡張→問い合わせ対応

このようになっており、アジャイルソフトウェア開発とウォーターフォール開発を使い分けているとのことです。

他にも、チーム内でのコミュニケーションはとても重要視されていて、

  • 仕様書だけでは伝わらないニュアンスを伝える
  • 各メンバーの価値観の違いをうめる
  • 言った言わない問題を防ぐ

などのことがコミュニケーションをとることにより行うことができ、

コミュニケーション不足はプロジェクトの失敗に直結する

と言われるほどでした。

次に、ゲーム開発の失敗事例のことについて話していただきました。
ゲーム開発失敗事例

社内で一番最初に作ったソーシャルゲーム
2013年6月にカウントダウンで新規イベント開始!

イベント開始30分後…

ボタンを押しても何も起こらない、動作が重い、
アイテムが受け取れない、アイテムが消えた…
などの問題が多数発生

結果…

緊急メンテを行うことになりイベント失敗…

この失敗原因については

  • レビュー不足
  • MYSQLの仕様の理解不足
  • データサイズの想定ミス
  • 負荷テスト不足

という点が主な原因になっていて、これらのことを避けるためにも、基本的なことが大切で特にデータベース周りが重要だということをおっしゃっていました。

最後に、みなさんに『持っていてほしいもの』についてお話をしていただきました!
そこで挙げられたものは以下の5つでした。

  • 遊び心
  • 学び続ける心
  • プログラミングの基礎
  • コミュニケーション力
  • ゲームを作りたい気持ち

これらのことを持ち続けて私達も日々を過ごしていきたいですね!

今回のe-ZUKA Teck Nightでは、河村さんの実際の経験からの失敗談や、経験についてのことを色々話していただきました!とても為になる話ばかりで、今後に繋げることができる貴重なお話だったと思います。
本当にありがとうございました!!

DSC04485