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e-ZUKA Tech Night Vol.11 まとめ


 

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概要

いつもは、特定の技術について話すことが多い e-ZUKA Tech Night ですが、 今回は趣向を変えて、エンジニアとして既に仕事をしている方はもちろん、学生や会社を経営する立場の方にも、自分の仕事の進め方や将来のビジョンを再検討するきっかけとなるような場にしてみました。

メインセッションのスピーカーとしてお迎えしたのは、SonicGardenのCEOである倉貫義人さん。大手SIerにエンジニアとして勤めながら社内ベンチャーを立ち上げ、その後MBOにより現在は経営者として活躍されています。「プログラマを一生の仕事にするためにはどうすればいいのか」という問いを足がかりに、理想と現実の間で様々なチェンジを起こしながら、チーム・会社として紡ぎ上げてきた倉貫さんの言葉は、皆さんにどのように響いたでしょうか?

開催日時&場所

  • 2013/3/13 (水)  19:00 – 21:00(18:30開場)
  • Rudies cafe

参加人数

43名(一般26名、学生16名、ゲスト1名)

その他情報

セッション

今回は順序を変えてLTからスタート。飛び入りが意外と増えてしまったので、急遽、倉貫さんのセッションを挟んで、前半と後半に分けてLTすることになりました。

LT(前半)

一般社団法人e-ZUKA Tech Studio by 高橋 剛さん

e-ZUKA Tech Nightを法人化したという話。イベントの運営だけでなく、常時集まることのできる場を作りたいという野望も披露。

ソフトウェアの未来を創る研究・教育活動 by 山崎 進 さん

北九州市立大学の山崎先生から、重点を置いている3つの活動についてのお話。学生・企業・教師がWin-Win-Winとなるようなソフトウェア教育、フューチャーセンターの設立、mrubyのソースを読み解くmruby-completeというブログ。

メインセッション

エンジニアを本当に大切にする会社のつくり方 by 倉貫義人さん

倉貫さんのセッション

SonicGardenさんを最も象徴するビジネスモデルである「納品のない受託開発」のしくみをベースに、それを実現するためはプログラマや企業経営に何が求められるのか、じっくりと話して頂きました。

内容の濃い話だったので、聞く人によって印象は様々だったのではないかと思います。なので、個人的に印象に残ったところをまとめたいと思います。

「働くのに快適だから来るのがオフィス」「プログラマ自身が管理職なので数値目標もなく上司もいない」のというような働き方は、いわゆるノマド的で耳にカッコよく響きます。しかし、SonicGardenにおいてのそれは流行を追ったわけでもなんでもなく、普通の企業の常識に囚われずに、自分たちが大切にすることの本質を追求した結果に過ぎない、ということがお話からヒシヒシと伝わって来ました。

例えば、従来のソフトウェア開発の問題(見積の難しさなどなど)を解決するためには、発注者-納品者という製造業的なビジネスモデルを転換しなければならない、ということは多くの人が感じていることではないかと思います。ただ、それを顧問税理士のような契約形態で受注できるよう、いわゆる「納品のない受託開発」としてまとめ上げるには、多くのチェンジが必要です。言語やツールを統一したり、働き方や評価について意識を深めていったり、顧客への伝え方を開発したり…。

それを実現するには、常識に囚われず本質を追求していく気概(「ズル」とも表現されていましたね)を持つのはもちろんのこと、それを持続するには小さい成功を積み重ねていけるよう会社やチームを整えていくことも同様に大事です。まあ、「本質を追求する気概」なんて大層な言葉を使っていると萎縮していつまでも成功を実感できませんが、例えばそれを「仕事の裏ワザ発見ゲーム」という言葉に置き換えるだけでも視点が変わり、小さな成功が生まれるかもしれません。

大きな変化に見えることも、実は小さな変化〜身の回りから工夫して動き始めること〜から生まれている。それは当たり前の事のように聞こえますが、意外と多くの人が今までのやり方を変えずにいきなり大きな変化を生み出そうとして失敗している…そんな事実を、倉貫さんから突きつけられたように感じました。

さて、みなさんは何を受け取りましたか?

インタビュー「エンジニアから始まるSocialChangeとは?」 

倉貫さんインタービュー1倉貫さんインタビュー2

倉貫さんに、私(高橋)がインタビューさせて頂きました。

自分〜チーム(会社)〜社会と枠を広げながら、エンジニア(+エンジニアになりたい人)に求められること、そしてチェンジの幅を広げていくにはどうしたらよいか、などについてお聞きしていきました。

公開の場でのインタビューは初めての経験で、お聞きになったの皆さんに有用なことを引き出せたかどうか非常に怪しいです。このインタビューの内容は、長くなりそうなので別の記事にまとめたいと思います。今後のためにも是非フィードバック下さい。

LT(後半)

高専カンファレンス by 座喜味悠介 さん

どんなイベントかも知らされずに友達に連れて来られたのに、飛び入りLTに名乗りを上げてくれました!沖縄高専の学生として、2013/6/29(土)に開催される高専カンファレンス in 沖縄 を紹介。高専生でなくても参加可能だそうです。

ファッション系Webサービス by 橋本直幸 さん

北九州市立大で研究室配属されたばかりで、これからファッションをテーマにしたWebサービスを開発するそうです。技術的にはまだまだ勉強中なので、輪を広げて行きたいと宣言してくれました。

dotfilesでdotfilesと仲良くなる by @sgtakeru さん

??? by 山崎重一郎 さん

お二人の発表する時間がなくなってしまい、残念ながら今回はお蔵入りになっていましました。ごめんなさい!!

最後に

倉貫さんとのインタビューを改めて聞いていたら、流れを気にした自分の質問より、参加者から自然に沸き起こってくる質問をもっと拾ったほうが、有意義な時間になったんではないかなあと感じました。 さらには、今回は交流の時間がほとんど取れなかったのがとても悔やまれます。こういう話こそ、倉貫さんとだけでなく、参加者がお互いに自分の考えを話すことに意義がありますからねえ。あ〜、集合写真も撮り忘れた〜。

という、反省はさておき、個人的には学生2名が飛び入りでLTし、まさに「ブレーキが壊された」を体現してくれたのはうれしかったですね。また、2次会の方は参加された方は倉貫さんとたくさん話ができたようで、飯塚に泊まって頂いた甲斐がありました。

そして、最後の最後に…倉貫さん、飯塚に来て頂いてありがとうございました。しかも、わざわざe-ZUKA Tech Nightをメインに福岡の日程を組んで頂いて感謝至極です。次回はもっとパワーアップしたeTNに、お呼びしたいと思います!

About goking

e-ZUKA Tech Nightの幹事っぽいことをしています。 株式会社ハウインターナショナル 取締役CTO