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e-ZUKA Tech Night vol.39 レポート


皆さんこんにちは!1月18日に開催いたしましたvol.39のレポートをお送りいたします!

第一部 “e-ZUKA Tech Evening” Cloud Q9最終成果発表会

まず第一部は、九州工業大学大学院情報工学研究院enPiTクラウドコースの学生による最終成果発表会”e-ZUKA Tech Evening”を昨年、一昨年に引き続き開催することとなりました。

最初の発表は、チームふっじー:伊佐真誠さん(九工大), 坂井亮文さん(九工大), 藤嶋智晃さん(九工大), 真鍋伸也さん(九工大)による『VR人狼』。

離れた場所にいる人とリアルタイムに遊びたい。しかしチャットだと相手の素振りが分からない、ビデオ通話だた人数が増えると面倒… これをVRを使って解決しよう!と、VRを利用してリアルタイムで遊べるツールの開発したそう。スマホにアプリを入れ、VRゴーグルを装着してゲームするVR人狼ならば、従来の音声やテキストだけのチャットでは味わえない体験ができます。
スマホが単体でなく他のユーザと連携したアプリにする必要があるので、その連携にphoton cloud(これを使うとマルチプレイ機能を簡単に実装できる)を利用して、photonとUnityを使って開発したとのこと。Photon Voiceでクライアント間の通話も簡単に実現できるそうです。

続いては、チームMAKINO:田中規介さん(九工大)、松下京群さん(九工大)、岩本直大さん(九工大)、志毛勇ーさん(九産大)による『どきどきメモリアル:気づいて my heart』。

彼女との生活での日頃の小さな相手への不満が、喧嘩したときに爆発する、この悲劇を解決する方法を考案し、どきどきメモリアルはAndroid app でカップルや夫婦間のすれ違いを減らす目的で開発され、相手の不満を見える化しました。

使い方は簡単で日頃の小さな不満や照れくさくて伝えられていない感謝を日記につけます。すると、相手にはバクダンの大きさで不満のたまり具合が可視化されます。相手の不満ゲージが貯まるとアイコンが爆弾に。バクダンが大きくなってきたら日記を振り返り話し合うことで相手のフォローを行うということでした。
アイコンを見る時間がないという人には、通知機能を実装します。今後解決方法を他のユーザと共有などし、実際に、彼氏・彼女いる人にヒアリングしながら開発を実施するとのこと。

続いては、チームb-things:岡村梨絵さん(九工大),中田知宏さん(九工大),野見山賢人さん(九工大),藤田裕司さん(九工大)による『WRPhoto』。

WRPhoto は経路と天気を同時に調べることができます。経路と天気のアプリを切り替えながら旅行の計画を立てるのが面倒な人にお勧めです。また、写真を WRPhoto にアップロードして共有することもできるので、写真を撮るのが好きな人にも嬉しいサービスです。
出発地と目的地を設定と日時を指定すると、出発地と到着地の時刻と、ルート、所要時間を表示します。

チーム開発での思い出は、チーム4人のスキルを考慮してタスクを平等に振り分け開発を行った際、初めて扱う言語や開発環境といった壁があり、最初の機能開発には結構時間がかかったそう。その後チームを半分に分け進捗をリカバリしようとしたが、実際最初の機能と進捗はあまり変わらなかったとのこと。できる人がいるチームは進むけど、そうでないチームでは勉強する時間が必要でうまくいかず、またチームを分けたことで、質問もしづらくなったことから、改善するため日報を付けて状況を共有し、勉強会を開催するようにしたそう。結果は改善してきたが、納期間近で間に合わなかったので、最後はそれぞれ得意分野を担当するように。顔なじみのメンバーでもチームメンバーに気を使いすぎだったり、個人で問題を抱え込むケースも多かったりといった状況になるので、今後会社に入るともっとこういう場面が増えるのではないかと感じたそうで、主体的に質問していくことが大事とのことでした。

ここで質問タイムをはさみ、最後に株式会社IDCフロンティア 技術開発本部 R&D室長の大屋誠さんから総評を。

続いては第二部 “eZUKA Tech Night”で大屋さんの「東京のIT会社に所属して、福岡でR&Dする働き方」をお話しいただきました。

人口減少や社会の成熟化の時代になるなかで、”働く”ということについて多くの議論がされています。東京の会社に籍をおきながら、R&Dのマネージャとして、少しユニークなスタイルで仕事をしている内容を技術面もからめつつ紹介していただきました。

九工大(戸畑)出身の大屋さんは、東京の会社だけど九州でR&Dしまーすということで、九州でR&D室を作られました。元々農業やフィールドワークが好きだったので、現在鶏を40羽養っているそうです。さらに奥さんはなんと狩猟免許をもってるので、罠にセンサーを付けて、捕まるとスマホに通知が入るなんてのを作ったりしているそうです。

IDCフロンティアは日本に9箇所DCがあって、北九州にも1つあります。ここだけで今15万台くらいサーバが収まるキャパシティがあるとのこと。DCの事業は相当電気を使うそうですが、いろんなところに散らばってるコンピュータを集約してるので、節約になっているそう。 

8年前からクラウドサービスを提供し、今はデータの量がどんどん増えているけど、どういう風に対応していけばいいのか。中には膨大なデータを仲介してその結果データを利用するというニーズもあり、そういうプラットフォームを作っていかないといけないため、技術的にはいろいろいけると社会実験しようとすると途端に難しくなるそう。人の生活やヘルスケア、人の”働く”部分にフォーカスした取り組みや、シビックテックやオープンイノベーションに対するパートナー作りを中心に取り組みされているそうです。

東京より地方の方が真剣度が高いそうで、九工大と一緒に、行動センシングを目指すIoTの実証実験を開始されたそうです。実証実験では、介護をする人の行動認識を実施し、行動が分かれば実態が分かるため、介護士さんがどの時間にどういうことをやっているのか、無理がきてるところがないか、若手の人が技術が習熟したかというのを北九州市の介護老人ホームで九工大と一緒に調査したそう。カメラなどプライバシーに関連する機材はおかずに、介護施設内にビーコンを設置したそうです。ブラック企業ではないが、家庭、仕事、社会が若い時より首尾一貫してくるようになったそうで、自分の興味・関心と社会課題をどうリンクしていくかがポイントだとおっしゃっていました。

さて、続いてはLTターイム。

最初のLTはAkio Itayaさんによる「インフルエンザに感染したRaspberry Pi」

インフルエンザ=イジメてCPUを高温にします。今回はラズベリーパイをインフルエンザにし、ラズパイに、Android TVをインストールしたところ、重いけどきちんと動き、さらに画質が良すぎてグラフィックが耐え切れずCPUの高熱どころではなかったそうです。そのため、フルHDのアニメは見れない… 主題を飛び越えて、macOSを1コマンドで初期化し、ツールはHomebrewを使ったとのこと。拡張でGUIアプリのインストールも自動化可能で、App Storeのアプリも自動でインストール可能だそうです。

続いては、おなじみAki(Freddi)さんによる「Dlib」

OpenCVの顔認識ってなんか精度悪いですよね。あなたは今の顔検出ライブラリに満足してますか?
ということでDlibの紹介をしていました。Dlibは顔検出がスゴい!そこで顔を検出して美少女になるアプリを。また、リアルタイムの顔検出デモを行いました。

続いてのLTは、先ほど発表にも登場したKento Nomiyamaさんによる「授業支援ツールを作ってみた」サービス名は、mitsunaちゃん。


ちゃんとGithubにアウトプット公開してるとのこと、素晴らしいです!

続いてのLTは、くはらさんによる「AR Concert(笑)」


コードを書いたものを映しだすと曲ができる!みたいなのを作成していました!昨晩やっとできたということで、まだ改良の余地はあるそうですが、面白かったです。

ラストのLTは小出先生による「脆弱なトイレ」

2/3に未踏塾でソフトイーサの登さんが来るので、是非参加ください。とのことです。
(←こちらはすでに終わってしまっており、レポートアップが遅くてごめんなさい)

九工大に1つだけ自動で蓋が開くトイレがあるが、使用中に勝手に動くと男性は困るのでこれは脆弱なトイレだそうですが、こちらは題目の説明のみで、LTはSECON2016九州大会の問題について。
赤外線リモコンは標準的なフォーマットでできていて、コードはあちこちで共有されてるそうで、20円の赤外線モジュールをラズパイに搭載したそうですが、電源からのノイズ対策が必須で、ラズパイ自体CPUが動くとノイズを拾っていたとのこと。また、赤外線センサの仕様書にノイズ対策をしろと書いてあったので、ドキュメントはちゃんと読みましょう(´・ω・`)ノイズ対策後は、安定して赤外線リモコンを操作した時だけ信号を検出するようになったそうです。
赤外線リモコンブリッジを作ろう!例えばテレビのリモコンを使ってカメラを操作するみたいな。セキュリティといえばPythonですよね。家電製品のセキュリティは、暗号化されてない。でも、外から操作されると困るよね、といったお話をされていました。

以上でLTタイムは終了。
ここで全員で写真を撮影!しましたが、参加人数が多くてバラバラな感じでごめんなさい。

最後の交流タイムもまた盛り上がりました。次回のe-ZUKA Tech Nightはまだ決まっておりませんが、新入生が入ってくるころまでには次を開催したいと思いますので、しばらくお待ちください!